明治38年発行『女子家庭文庫』 折形・料理・家計など

¥ 2,000

文廻舎
明治38年再版(初版明治34年)
石塚書店
経年による日焼けシミ有
小口少シミ有
目次頁上部0.5cm程やぶれ二か所有
218×150×25mm / 292p
ソフトカバー(和装本)
現在絶版

今から百年以上前の1901(明治34)年(初版)に発行された、女性向けの実用書。
木の花を紙で包む際の折形などの折形をイラストで記した「小笠原流折形」「包物の為やう」などや、「あわび結び」「あげまき結び」など糸の結び方をイラストで記したページ、お花見の重箱や籠につめる献立を「初重九種・かすてら玉子、はや筍うま煮」などと列挙した記事などなど、面白い。
他に「家計簿記のこと」「衣服の保存法」「猥(みだ)りに物を棄てず其物を利用する事」「針始末に注意すべき事」等、たくさんの実用記事入り。
上下二段に分かれたページの上段には「顔の腫物(できもの)には・柳の葉に塩を入れ煎じて洗ふべし」等のお役立ちミニ情報、下段は本文記事といった盛りだくさんの構成も◎。
旧字旧仮名ですが、当時の書籍にならい総ルビ(ふりがな)付なので、慣れていなくても比較的読みやすい。

続きを読む