のら猫トラトラsold out

昭和53年初版/人文書院
文・絵・写真 鴨居羊子
カバー&本体少日焼け・帯付（帯背日焼け）
149p/タテ21・ヨコ15cm/ハードカバー
現在、この単行本版は絶版

下着会社・チュニックのデザイナーであり、エッセイストでもあった鴨居羊子が、大好きな猫たちとの日々を、彼女の持ち味であるすこぶる伸びやかな文章でつづった猫エッセイ。
「おばあちゃんとタマ」「靴屋のミー」「よせやの猫」「ボス」「家出のミー」「ヨーロッパの猫たち」「河内の猫」「この木の下で、あの屋根の下で」などなど、つい覗いてみたくなるような魅力的なタイトルが並びます。
「私はケモノが好きで、できたらライオンや狼などと生活したいのが希望だが、人間の世では、犬や猫としか友達になれなかった」。
大胆で傷つきやすく、本能的で嘘がない。肌を寄せ合って眠る動物たちの安らぎをそのまま感じられるような一冊。彼女の手によるモノクロ写真もすてきです。