スウェーデンの織物本、アメリカの絵本、ローワンのパッチワーク本、内藤ルネの伝説乙女雑誌など入れました。
・絵本『Let’s Find Out About Air』ソノシート付
・絵本『Let’s Find Out About FALL』ソノシート付
・創造の楽しみ・エリスのパターン集『Skapargladje-Elsies Monsterbok』
・『薔薇の小部屋』2号・特集おもいでの少女小説
・ローワン・パッチワーク&キルトNo.2『Rowan Patchwork and Quilting Book Number 2』ケイフ・ファセットの20のデザインなど
ルネさんの『薔薇の小部屋』は、いろいろな意味で力の入りまくった、とてもすばらしい本です。
吉屋信子、宇野亜喜良、森茉莉、熊井明子、松本かつぢ、田村セツコ、城夏子、淀川美代子、田辺聖子、美輪明宏などなど目次に並んだ名前だけとっても、「乙女街道」直球ど真ん中。
この世界のスターとでもいうべき方々がずらりと勢ぞろいしていて、ああ、ルネさん、ほんとうにこういう雑誌が作りたかったのね(涙)と、その振り切れ具合に胸が熱くなる思いです。
ルネさんの師匠・中原淳一もそうですが、吉屋信子はじめ、主要「乙女」メンバーの作品には、マイノリティのつらさ、さみしさ、やりきれなさ、そこから生まれる矜持のようなものがそこはかとなく感じられ、その「影」が乙女を乙女たらしめている重要な要素の一つなのではないかと思います。
たいへん濃ゆい一冊ですが、その濃さがお好きな方には、心を込めておすすめする一冊です。
どうぞよい週末を~。