ノルウェーの編み物本、花森安治装釘本、スウェーデンの織物本など入れました。
・ノルウェーの編み物本『カーディガンの本 2』 Kofteboken2
・コットリンで織る44種の織り『44 vavar av En cottolinvarp』
・イタリア手芸雑誌『RAKAM』1993年4月号
・『編集者の発言』池島信平花森安治装釘本
ノルウェーの編み物本は、お客さまのご依頼で入荷しました。カーディガンばかりを取り上げたお洒落な本で、今回の入荷は2ですが、1もあります。
Ravelryで一部ですが、画像を見ることができますので、リンクを貼りつけておきますね。
Kofteboken 1 → LINK
Kofteboken 2 → LINK
きれいな編み込み模様の作品ばかりで、眺めていると無性に編み込みがしたくなるすてきな本です。
もうすぐ3.11ですね。
ずいぶん前こちらにも書きましたが、7年前のあの日、わたしは家族の仕事の都合で福島県郡山市に住んでいました。
初めての育児(娘は当時0歳でした)であたふたしていたときに起きた、震災と原発事故、そしてその後の何ともいえない重苦しい日々。乳児の世話に忙しく、それまでのようにまとまった時間、本を読むことができなかった(トイレにも簡単にいけなかった!)わたしのほとんど唯一の救いであり楽しみとなったのが、針と糸でなにかを作ることでした。
2000年から運営していた海月書林でも、当初から手芸本には力を入れていましたが、あの時に助けてもらったことが、いま古本新刊を問わず、より多くの手芸関連本を扱う大きなきっかけのひとつになったように思います。
手を動かし何かを作る。ときにそれが救いになる。そんな大げさな話でなくても、時間をかけ、丹精を込めて作られたきれいなもの、美しいものを目にすることで、せわしない気持ちが落ち着き、日々を進めていく原動力が生まれる。
同じように感じている方のお手伝いが少しでもできたら。7年前を振り返り、いま改めてそう思います。
よい週末を~。