1/26◎入荷のお知らせ 矢川澄子の「少女」

スウェーデンの白樺細工、織り物、ドイツの白糸刺しゅう本、日本の小説、実用書などを入れました。

『白樺細工』Naver – En studiebok i naverslojd
『婦人ものしり宝典』昭和4年 婦人倶楽部付録
『架空の庭』矢川澄子
『北欧のフォークアート』Nordisk folkkonst
ドイツの白糸刺繍シュヴァルム本『Die Schwalmer Weissstickerei』
スウェーデンの織物本『Vava med Hemslojden 2』ヘムスロイドの織り物

今日入れた矢川澄子さん。
澁澤龍彦氏の元奥様としても、絵本の翻訳家としても、詩人としてもよく知られている方です。
残されたお写真でもわかる通り、ご本人もとてもかわいらしくて、ほんとうに「少女」という形容が似合う方でした(Wiki→LINK)。
矢川澄子さんの文学を好きかどうかは、今日入れた本のコメントにも書きましたが、彼女の作品及び彼女自身が持つ、
『永遠に完結しない、自己矛盾に満ちた「閉じない輪」としての「少女」』
が好きか嫌いかに分かれるような気がします。
2002年に矢川さんが自らお亡くなりになったとき、ああ、と思いました。こういうラストを迎えられたのかと驚くと同時にどこか腑に落ちる思いもあり、複雑な気持ちになったのを覚えています。

『架空の庭』矢川澄子

どうぞよい週末を。