Make 1 (M1)(M1L)(M1R)は、日本で「ねじり増し目」と呼ばれる増し目です。編地の途中で渡り糸(シンカーループ)をすくい、それをねじるように編むことで目を増やす方法で、海外のパターンでは時にねじる向きを指定することがあります。
たとえば「M1L」と略される「Make 1 Left」は、ねじったループの左側(Left)を上にする「ねじり増し目(ループ左上)」で、図で示すと以下のようになります。
「M1R」と略される「Make 1 Right」は、ねじったループの右側(Right)を上にする「ねじり増し目(ループ右上)」で、図で示すと以下のようになります。
また単に「M1」とある場合は「Make 1」という意味で、ねじる向きがどちらでもよい「ねじり増し目」となります。
M1LとM1Rでは目の傾く向きが変わります。どちらをどんな時に使うか、これという正解はないのですが、編地の端でこの操作をする場合、ねじった目を含んだ編地が右上に増えていく場合は「M1L」、左上に増えていく場合は「M1R」を使うと、穴が空きにくく編地が平らになります(参考画像以下)。好みによってまたはパターンの指定によって選んでください。
この作り目を使ったパターン
ピコットミトン、編込みミトン「星々」など
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Make 1 Left(M1L)ねじり増し目(ループ左上)の編み方
1. 増やしたい目の手前まで編み、右針で目と目の間の糸(シンカーループ)を下からひっかけます。
2. 右針にひっかけた目の手前から左針を入れ、そのまま編まずに目を左針に移します。
3. 左針に移した目の向こう側に右針の尖端を入れ、表目を編むように糸をひっかけ、引き出します。
4. ループの左側が上になったねじり目ができました。
Make 1 Right(M1R)ねじり増し目(ループ右上)
1. 増やしたい目の手前まで編み、右針で目と目の間の糸(シンカーループ)を下からひっかけます。
2. 右針にひっかけた目の後ろから左針を入れ、そのまま編まずに目を左針に移します。
3. 左針に移した目の左側から右針の尖端を入れ、糸をひっかけ、引き出します。
4. ループの右側が上になったねじり目ができました。
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