ドイツの白糸刺繍関連本、大正時代の「婦人画報」など入れました。
・『婦人画報』 大正七年七月号
・ドイツ 新しいハーダンガー『Hardanger. Neue Stick』
・ドイツ『burd 総集編 2』 カーペット・織物・パッチワーク・ホワイトワークなど
・東ドイツのホワイトワーク本『Weissstickerei』
・ドイツの白糸刺繍シュヴァルム本『Die Schwalmer Weissstickerei』
ドイツのホワイトワーク関連本は、まとめて入荷がありました。
次回の更新でも関連本を少し入れられそうですので、そちらをご覧になってから、まとめての発送をご希望の方は、ご注文の際その旨、通信欄にお書き添えください。
また今回の『婦人画報』にも当時のセレブ写真がずらりと掲載されています。写真に添えられたキャプションは、なんと日本語・中国語・英語の三ヵ国語のトリリンガルです。
わたし的に、ほーと思ったのは、厨川白村の奥さま蝶子さんが、福地桜痴の娘さんだと始めて知ったこと。本誌のキャプションに書いてありました。
厨川白村とは、大正時代のロマンチスト青年に大大流行した『近代の恋愛観』の著者で英文学者です。当時、あの有島武郎(「白樺」同人で『婦人公論』記者であった人妻と心中)と人気を二分したといいますから、大正浪漫の中心人物のひとり、といってもいいでしょう。が、関東大震災の津波が原因で、本誌発行5年後の大正12年に惜しまれつつも逝去。詳しくはこちら(→ wiki)
また福地桜痴はジャーナリストで劇作家で政治評論家で明治期のものを読んでいると、まあとにかくいろいろなところからよく顔を出す、マルチな活躍をした方です。一般的には『東京日日新聞』の社長としてが最も有名でしょうか。詳しくはこちら(→ wiki)
縁談は知人の紹介から、が一般的だった当時、文化人縁戚関係もいろいろあっておもしろそうですね。
明日から暑さが戻ってくるとか。
どうぞよい週末を!