本日、Shop部門をオープンしました。
今回は『暮しの手帖』創刊号(モダン!)、「いろは」創刊号(デットストックが見つかりました。たぶんこれが最後です)、戦前の図鑑&絵はがき、堀内誠一さんの貴重なガイド本『いりふねパリガイド』などなどを出しました。
これから少しずつ新しい商品をアップしていきたいと思っています。
以前、運営していた海月書林が通販をお休みしてからだいぶ時間がたちます。
その間にわたし自身も、本や古本をめぐる環境もずいぶん変わりました。
またインターネットの世界も(今回、Shop作成作業で身に沁みましたが)日々、たいへんな勢いで進化しています。
思えば、20代前半で海月を立ち上げたときは、まだ(それほど)価値のついていない古本に光を当てることがほんとうに楽しく、たくさんの方々に支えられながら、その楽しさだけで本を出し、「いろは」を立ち上げ、荻窪の店舗を持ったように思います。
あれから16年(ああ、もうそんなに!)。
いまのわたしになにができるのか、正直、手探り状態ではありますが、ここは初心にかえり、わたし自身がほんとうにわくわくできるもの、作り手のやむにやまれぬ想い(ここ重要!)がひしひしと感じられるものを選りすぐって並べていきたいと思います。
そしてたくさんの方々にその熱いパワーをお届けできたら、とてもうれしい。
どうぞよろしくお願いいたします。
※写真は、今日出した図鑑『日本蟹類図説』。商品紹介にも書きましたが、この美しい図画は、なんと蟹の研究で世界的に名高い著者自らがすべてを作成し、「原画の着色は妻茂子を煩はした」(序より)ものだそう。夫婦合作!